第2回トップアスリートによるスポーツ体験教室に参加しました
今回は、港区教育委員会事務局生涯学習推進課主催の「第2回トップアスリートによるスポーツ体験教室」のレポートです。
レポートと言っても、参加中の写真撮影は禁止でしたので、ご了承下さい。
今回のサブタイトルは「港区オリンピック・パラリンピック体験教室」と題して、「車椅子バスケットボール&視覚障がい者マラソン」の体験でした。
本日の講師は、元車椅子バスケットボール選手の根木慎志さんと、今年50歳の現役視覚障がい者ランナーの高橋勇市さんです。
まずは「視覚障がい者マラソン体験教室」です。
2人1組になり、アイマスクと黄色いヒモが支給されました。
1人がアイマスクを装着し、完全に視覚が遮断された状態になります。
もう1人は「伴走者」として、疑似全盲状態のランナーを誘導します。
まず、伴走者の肘を持ってアリーナを歩きます。
右折や左折の際だけでなく、前の走者との距離などもランナーに伝え、安全に誘導します。曲がるタイミングが難しいですね。
コースの中には「マットによる段差」も用意されていて、ランナーが躓かないように慎重に誘導します。
次に、ロープを使います。1mくらいの黄色いヒモが輪になったもので、まずは3重にして短くした状態で歩き、続いては輪を伸ばした状態で誘導します。
ヒモを伸ばした状態では、伴走者との距離が分かりづらく歩きにくい印象でした。
最後は、走ります。自分がまっすぐ走っているのかどうかが分からないので、結構恐いです。
高橋さんは、100mを22秒くらいでランニングするそうで、2004年4月で優勝した霞ヶ浦マラソンでは2時間37分43秒で当時は世界最高記録だったそうです。
次回のリオだけでなく、東京オリンピックでも代表になりたいという意気込みを話していただきました。
続いては、車椅子バスケットボール体験です。
車椅子バスケ用の車椅子が10台用意されていて、全員が体験できました。
体験といっても、実際は5vs5の試合です。
特別ルールで、トラベリングがない状態でしたので、小さい子から大人まで楽しめました。
※トラベリング…車椅子バスケでは、通常のゲーム同様に移動は「ドリブル」です。ただし、ボールを膝の上に載せた状態で「2回」漕いでもよく、3回目を漕ぐと「トラベリング」になります。通常バスケで3歩以上あるくと反則なるのと同じです。
実際に車椅子に乗ってみましたが軽量に出来ている上、ターンがとても簡単できるのが驚きでした。ゲームよりも、いかにダッシュしターンできるかを試してみました。
リングは、通常の車椅子バスケの公式よりも低く設定されていましたが、車椅子バスケでは、上半身でのシュートなので、小学校の低学年ではリングにさえ届かない状態です。
それでも、みんなあきらめずにシュートを打ち続けました。
白金の丘中学校のバスケ部も何人か参加しました。
シュートを打つチャンスがありましたが、下半身を使わないシュートに手こずっていたようです。
最後は、全員で記念撮影をして終了です。
参加した子ども達には、お二人の生サイン入りの「参加証」が配られ、体験会は終了しました。
J-COMのケーブルテレビも取材に来ており、何人かインタビューを受けていました。
それにしても、こういった無料の体験会は、普段やったことのない経験もできるので、皆さん大いに参加して欲しいと思います。
次回の第3回は、元女子サッカー日本代表の山岸靖代さんと、矢野喬子さんによる「サッカー」です。2/7まで募集しています。定員120名ですが、定員を超えた場合は抽選となりますので、お申し込みはお早めに!