メンズショップ コバヤシさんにお邪魔しました。
本日は、白金四の橋商店会の「メンズショップコバヤシ」さんにお邪魔しました。
さっそく店内にお邪魔すると、ご主人の小林さんが「傘」の修理をしていました。
「メンズショップなのに、何故傘の修理を?」と尋ねてみると、昔は傘をメインに取り扱っていたので、傘の修理もやっているとの事でした。
現在はメンズ用品店なので、シャツやスラックスが店内に並んでいますが売り物の傘以外に、修理待ちの傘も置いてありました。
「壊れたら捨てる」ではなく「壊れたら修理する」、まさにエコですね。
傘の修理でお困りの方は、メンズショップコバヤシへどうぞ!
ちなみに「みなとエコショップ」として港区から認定も受けているそうです。
そんなエコなお店ですが、やはりメンズショップだけあって店内には
メンズ用品がたくさん置いてあります。
ご主人に「売れ筋商品はどれですか?」と尋ねてみたところ。
「シャツかな、こういうの」
と、教えていただいたのが写真のような「派手なシャツ」でした。
「この辺りはシニア層が多くて、派手なシャツが売れるんですよ」とご主人。
「時々、ボクが着ているような地味なシャツが欲しいってお客さんがいるんだけど、あんまり地味なのは売れないよ。」
と言いながらも、店内にはビジネス向けの白シャツと「地味め」なシャツがちゃんと置いてあります。さすがご主人。小さなニーズも見逃さない。
「年をとると、テパートみたいなところは商品がありすぎて、探すのも大変。だから、旦那さんのシャツなんかは奥さんが買いに来てくれるんだよ。」
このお店がある「白金四の橋商店会」の会長をされているだけあって、商売に関しては冷静な分析をされる小林さん。
昭和初期の頃は「商売をするなら、麻布十番か四の橋か」と言われていたそうで、店頭に飾ってある昭和8年の商店街の写真を見ると、人が多く活気に溢れている様子が分かります。
「実はこんな事もやっているんだよ。」と、突然小林さんが見せてくれたのは、
「コマ」(外側が鉄製で「厚輪コマ」のよう)でした。
三光小学校や白金小学校に「コマまわし」を教えに行くことがあるそうです。
さっそく実践していただきました。
なるほど、普通の投げコマではなく今で言うジャグリングの「ディアボロ」のような技です。
コマの形状が違うので、こちらの方がはるかに難しそう。
撮影中、何度も技を見せて頂きました。
そんな「コマ名人」の小林さんですが、80歳だそうです。
とても若々しいので、その秘訣を尋ねてみました。
「秘訣は3つ、酒とタバコはやらない。そしてご飯は薄味にする。」
との事でした。
本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました!
「メンズショップ コバヤシ」
〒108-0072 東京都港区白金1丁目6−14
03-3441-6434
追伸
昭和28年からこちらのお店で働いている小林さんに、昔の様子を伺いました。
「古川の上には高速道路もなくて、明治通りには都電も走っていた」との事。
ウィキペディアで調べてみると、白金1丁目にある「古川橋」は数多くの都電が走る主要な停留所・乗り換え地点で有名だったそうです。
2000年に南北線の白金高輪駅が開業したおかげでアクセスは良くなりましたが、都電が走っていたころの方が、もっと簡単に立ち寄れたのかも知れません。
また、2014年四の橋祭りは、8/2(土)、8/3(日)の2日間です。
【白金タイムズ(白金新聞)】