白金台のパン屋「金麦【KINMUGI】」さんにお邪魔しました
本日は白金台五丁目のパン屋「金麦【KINMUGI】」さんにお邪魔し、オーナーの伊藤さんにお話しを伺いました。
金麦【KINMUGI】さんは2002年に現在の日東坂下にオープンし、2009年3月に一旦閉店しますが同年9月にリニューアルという形で再開しています。
再開した時は「品川経済新聞」というサイトでも取り上げられた他、個人のブログ等でも数多く報告されていました。
もちろん、現在でも「パン好き」のブログで紹介されています。
伊藤さんは18歳の時にホテルオークラの製パン課に配属され、その後パン職人の道へと進むわけですが、その頃の様子を伺ってみました。
「最初はパンを並べる所から始めました。3年目くらいからようやく仕分けや材料調達なんかをするようになりますが、特に誰に教わるわけでもなく、余ったパン生地を使って練習していました。」
その後、横浜ランドマークタワーの「ロイヤルパークホテル」を経て独立し、群馬県にて5年間営業されたそうです。
お店を開くにあたり、世田谷辺りの自然の多い場所を考えていたそうですが、最終的に現在の場所に落ち着いたそうです。
この白金台五丁目という場所は住宅街で特に商店街などもないので、人通りという視点から見ると不安ではなかったのかと尋ねてみると、
「理由はありませんが、特に不安ではなかったです。」と伊藤さん。
「窯の試運転がてら、毎日パンを焼いては道行く人に無料で配ってました。一週間くらいかな。」
なんと、焼いたパンを配っただけで、特に告知などはしていないそうです。
「ほぼ、クチコミです。」と伊藤さん。
平日は8割くらいが地元のお客さまだそうですが、土日になると遠方から車などで来てくれるそうです。
金麦【KINMUGI】さんの立地ですが、外苑西通り(プラチナ通り)から分かれ、目黒方面に抜ける「白金トンネル」の手前にあります。道路には面していない関係で車が止めやすく、実に落ち着いた環境です。
目の前に小さな公園があり、隣には「国立科学博物館附属自然教育園」という緑がたくさんある環境で、散歩するにも良い環境です。
「プラチナ通りから流れてくるお客様が多かったですが、以前に比べるとプラチナ通り側からのお客様は減ったかも知れません」と伊藤さん。
しかし、現在プラチナ通りには、積水ハウスが分譲予定のこの辺りではかなり大きなマンション「グランドメゾン白金の杜ザ・タワー」が建設中です。
総戸数334戸で、平成27年夏に完成予定どなっています。プラチナ通り沿いに一気に人が増えるため、金麦【KINMUGI】さんも影響を受けるのではと思います。
なにしろ「食べログ」の白金のパン屋さんでは、マルイチベーグルやメゾンカイザーと並んでの人気店、期待できます。
「昨年くらいから、いろいろなメディアで取り上げてもらったり、NHKのおかあさんといっしょに出演し番組内でパン作りを教えた関係で、それを観た方が千葉から買いに来てくださいました。」
(ちなみに、おかあさんといっしょの再放送が8/13にあるそうです。)
最後に、人気メニューを聞いてみました。
「クロワッサン、金麦カレーパン、フランスパンですね。」
クロワッサンは、発酵バターを使用しているおかげで香りがよく、外側はサックサクで内側はしっとりしています。
金麦カレーパンは、油で揚げていないさっぱり味。生地が薄いのにモチモチで辛口カレーがぎっしり詰まってます。
オレンジピールを練り込んであるライ麦パンの「バレンシア」は、オススメです。
この他にも夏限定メニューの「ずんだの白あんぱん」や、アプリコットとあんこが絶妙の「白金あんぱん」もおいしかったです。
また、金麦【KINMUGI】さんでは、伊藤さんのきまぐれで創作した「1日限定メニュー」もあるので、近くに行くことがあったら、是非立ち寄ってみて下さい。
本日はどうもありがとうございました。
金麦【KINMUGI】
港区白金台5-11-4(日東坂下)
03-5789-3148
9:00〜19:00(毎週水曜日定休)
★2014年夏期休業 8/12〜8/15