子育てママが集まるパーティーにお邪魔しました!
白金の丘学園小学校、平成29年度から新1年生が4クラス分に届くくらいの希望者数があったそうです。白金エリア、ひそかに人口増加中です。
そんな中、朝日児童館がなくなり白金エリアの子育てはどうなっているのかと気にしていたところに、白金タイムズを見てくださった子育てママさんより、楽しい集まりがあるので是非取材に来て欲しいという連絡がありました。
連絡を下さったのは、白金で子育て真っ最中の太田さんです。
楽しい集まりというのは、生後6ヶ月(2015年8月生まれ)の御祝いをする「ハーフバースデーパーティー(2016年2月取材)」でした。
検索してみたところパーティー文化のある海外で流行っているそうです。ウチの子どもが小さいころは、なかったイベントです。
ハーフバースデーパーティー用のグッズなども市販されているようで、ちょっとセレブ感があるのかなと警戒しつつ、パーティー会場へ向かいました。
●ソックスがよく脱げる年頃です。
本日集まった皆さんは、港区が開催している「うさちゃんクラブ(港区在住で生後2ヶ月から3ヶ月のお子さんと保護者が参加できる。※第1子のみ)」で知り合ったそうで、せっかく知り合ったこともあり記念としてのイベントを考えたときに、ハーフバースデーパーティーを思いついたそうです。うさちゃんクラブ自体は港区という広いエリアが対象ですが、高輪地区は人口が密集しているため、このエリアだけのうさちゃんクラブとなっています。
場所は、「明治学院大学社会学部付属研究所プレイルーム」です。
この「社会学部付属研究所」では、地域活動などを応援する意味でプレイルームを「無料」で貸し出しているそうです。そんなスペースがあるとは全く知りませんでした。
子育てママさんが集まってイベントなどを実施する場所としては、レストランなどが考えられますが、普段のランチとはひと味違うイベントにしたかった点と、ケータリングが可能だということ、そして参加費も安い方が気軽に集まれるという理由で、プレイルームでの開催を決めたそうです。
今回のパーティーでは、13組のママ&ベビーが集まりました。(当初は14組でしたが、インフルエンザにより来られなくなったそうです)
まずは、仰向けポーズでサークル状に並んでの集合撮影。
おとなしい子もいれば、泣いてる子もいてバタバタでしたが、さてどんな感じで撮れているでしょうか。
●ひとりカメラの位置に気付いてる!
集合撮影が終わったところで、パーティーの準備です。主な準備は撮影セット設営とお食事用テーブルになります。
撮影セットの方は、「ハーフ」つながりで「キューピーハーフ」のパッケージを模した「ねんねアート」や、風船を並べた中でバンボに座ってのセット。ベビーが大きなコップに入っているように見えるトリック写真セット、さらに寝たまま集合写真を撮れるセット、ママと二人で撮影できるセットと盛りだくさん。みなさん手際よくセット作りを行います。
注)バンボは、南アフリカで生まれたベビー用ソファでゾウのような安定感と安心感があると評判。2000年に発売開始されたそうです。
セットの素材は手作りで、魚らん坂のダイソーや四の橋のキャンドゥ、代官山セリアなどの100円ショップなどを利用し、それにプラス私物の毛布などを用意したそうです。
既製品も販売されているようですが、せっかくの思い出なので子育てで忙しい時間をさいて、みんなで手分けをして自作したそうです。
●風船がカワイイ。真ん中にバンボ。
少人数だと負担が増えて大変ですが、大人数で取り組んだおかげで作業を分担できたとの事。
また、女の子にはお揃いの花冠、男の子には王冠をママ達が手作りしました。
準備が進む中、シェラトン都ホテルのシャポーブランで注文したケーキが到着。シャポーブランのケーキはデコレーションも無料で、3段重ねのスポンジもボリューム満点なので子どもの誕生日会にはオススメだそうです。(太田さん談)
●シャポーブランのケーキ。
続いて、サルヴァトーレ白金のピザも到着。ハーフバースデーにちなんで一人分はハーフサイズです。当初参加を予定されていた方が来られなくなった関係で、白金タイムズ撮影隊がおいしく頂きました! もちろんケーキもご馳走になり、会の途中で帰ることができなくなりましたよ! 笑)
今回、ハーフバースデーパーティーのお手伝いとして白金エリアの子育てサロン「わくわくひろば」でお世話になった猿子先生が来て下さったそうです。猿子先生は、港区の認可保育園で40年間働いた後に、わくわくひろばでボランティアをしている方で、なんでも「寝かしつけの達人」との事。人見知りする赤ちゃんも先生の腕の中ではスヤスヤと眠りに落ちるそうです。この日も赤ちゃん達を抱っこしてあげて、みんな居心地が良さそうでしたよ。
離乳食を始めたばかりのママ達が、離乳食の作り方のアドバイスをいただいたそうです。
※港区の子育てサロンはこちら
●猿子先生が抱っこ中。ママはひと休み。
子育てママ達のお話しを伺うとLINEをフル活用しているそうで、みなさん授乳中のため深夜や早朝にやりとりすることもあるそうです。大勢のママ達と交流することで、情報交換が出来るというのは大きいですね。メールだとccを使わないと面倒ですから。
もちろん今回のパーティーでもLINEは大活躍したそうです。
●絶賛撮影中!
白金エリアで子育てを経験した白金タイムズスタッフですが、朝日児童館があった頃の話しなので現在どんな状況なのかを伺ってみました。
まずは児童館ですが、白金エリアの人は「TAP」を使っているそうです。設備や備品などのハード面から英語クラス、ヨガやリトミックなどのソフト面も充実しているという印象。
子供連れで行動するにあたっては、目黒通りや桜田通りなどの大通り沿いは歩道も広いですが、それ以外は狭いというのは昔から変わっていませんね。北里のバス通りも「拡張」は決まっているようですが、なかなか進んでいないようです。
白金エリアの重要な拠点「白金高輪駅」については、エレベーターが白金側にないのでベビーカーでの利用は高輪方面まで回るので大変との事。これは確かに面倒です。
●眠いので寝ますね。
続いては「一時預かり施設」の問題。港区内には「あっぴぃ」や「Pokke(ぽっけ)」など、いくつか施設はありますが、白金高輪エリアにはありません。(みなと保育サポート白金はありますが、勤務者専用です)
また、「あっぴぃ」も「ぽっけ」も予約が取りづらく「今日体調悪いから預けたい!」と思っても無理な状況です。今後、白金高輪エリアにも「預かり所」が増えることを期待しているとのこと。
※一時預かり所についてはこちら
●ハイハイ、こっち向いて!
そして、保育園と幼稚園について。白金エリアは人口が増えているので、保育園が足りないというのは皆さん切実な問題です。幼稚園については、公立でも3年保育が始まった関係で倍率はさらにアップ。高校受験でもないのに、私立(幼稚園)併願となり公立・私立ともに倍率がますます上がるというスパイラル。白金の丘学園も入学希望者が増加しているので、今後「通学圏内の小学校に入学できない!」という、数年前には想像も付かなかった事態になる可能性もあります。
このように、子育て環境に関する厳しい意見も多いですが、
「子連れに対して優しい人が思っていたより多かった。」「医療機関や習い事などの選択肢が多い。」「パチンコ店や風俗店がなく、下品な広告もない。」という、地域の良い面も多く聞いています。
●情報交換も忘れずに。
現在、北里バス通りに19階建てマンションが建設中ですが、ここだけでなく高さ制限の比較的緩いエリアに高層マンションを建てることもできますから、今後人口はさらに増加する可能性があります。
人口が増えることで、預かり所や保育園、幼稚園、さらには小学校や中学校などの「受け皿」も大切になります。もちろんシニア人口もさらに増えるわけですから、神応小学校や三光小学校の校舎を上手く利用して、若い世代やシニア世代に関わらず地域住人が快適に過ごすことができる街作りを期待しています。
追伸
この取材の数日後、北里大学病院で開催された「アフタヌーンコンサート」の会場で、太田さんご家族と、パーティーに参加されていたご家族をお見かけしました。
どのご家族もご主人がご一緒で、ご夫婦が協力して子育てされている姿をみて、嬉しい気持ちになりました。
『子どもはうまれて3歳までに一生分の親孝行をしている』
という言葉を聞いたことがありますが、これは本当にそう思います。
第1子の場合は、何もかもが初めてなので色々と失敗もするし、イライラすることも多いですが、できるだけ楽しむようにして欲しいです。
子どもの成長は早いですから! 頑張れ、子育てママとパパ!
港区白金台1-2-37
明治学院大学 社会学部付属研究所プレイルーム
【取材】白金タイムズ(白金新聞)