地域の福祉を考えるフォーラムに参加しました。
2017年2月13日(月)に、港区白金の神応小学校にて、港区社会福祉協議会主催の「地域の福祉を考えようミニフォーラム」に参加してきました。
これからますます増える高齢者や、子育て世代も含めた地域の皆さんが、楽しく過ごせる地域づくりを考えよう、というフォーラムです。
フォーラムと言っても堅苦しいものではなく、お茶とお菓子をつまみながら、「この地域の現状」や「どうすればみんなが楽しく過ごせるようになるのか」などを、自由に意見交換しました。
集まったのは、白金第六町会、奥三光町会、白金第四町会のみなさんです。
30人近く集まりましたが、ほぼ女性で占められており男性は数名です。
やはり、こういう場所になかなか男性は集まりませんね。
現状報告でも「いろいろな集まりに関して、男性の参加が少ない」という声がありました。
このような現状の突破口となるモデルとして、文京区の「こまじいのうち」オーナーの秋元さんによる講演が行われました。
「こまじいのうち」は、秋元さん所有の空き家を地域コミュニティの場所として、皆さんに提供したところから始まりました。
カフェや、囲碁、バザーやマージャン、料理教室などのプログラムがあり、高齢者の男性も女性と同じくらいの比率で参加している他、小中学生や未就学児童まで集まり「多世代交流」が盛んに行われているそうです。
やはり、フラッと立ち寄れる気軽さと便利さが、盛況の理由だと思います。
「家から近い」、「気軽に立ち寄れる」というのは、とても重要です。
この3町会は港区と渋谷区の境界に隣接していて、エリア内に「いきいきプラザ」や「児童館」がありません。
昔は、朝日児童館での交流が頻繁に行われていて、公園デビューでママ友を作るだけでなく、児童館で色々な人と知り合えたものです。
同じ事をこの地域の方も考えていて、神応小学校の有効利用を試行錯誤しています。
神応小学校では「サロン神応ラ・ラ・ラ」が毎月行われていますが、先日は「蓄音機でレコードを聴く」という楽しそうな集まりも企画・実行されました。
神応小学校の今後については、まだ何も決まっていないようですが、児童館もいきいきプラザもない地域のコミュニティスペースとしては、絶好のインフラ。
簡単にはいかないと思いますが、神応小学校がみんなのコミュニティスペースになり、笑い声が聞こえてくるような場所になるといいですね。
【取材】白金タイムズ