公園のベンチが「かまど」に早変わり?
「公園のベンチがかまどになるんですよ、是非見にきてください。」と、三光第八町会の榊原さんから連絡があったので、2018年1月14日に行ってきました。
この日は町会の防災訓練で、町会のみなさんと高輪消防署のみなさん、そして協働推進課のお二人が参加されました。
9時30分にどんぐり公園に到着すると、まだ「霜柱」が残っていたので、撮影後踏んできました(笑
さっそく訓練スタートです。まずは本日の訓練の説明を行いますが、珍しくマイクとスピーカーを使っています。なんでも、どんぐり公園には災害時に使用できる「ソーラー発電電源システム」があり、太陽光で得た電気を蓄電できるそうです。
そこにスピーカーとマイク、さらにラジオも備わっており災害時に役に立つとの事。
●こちらがソーラー発電電源システム
まずは、本日の目玉である「ベンチをかまど」に早変わりさせます。
ここでは、協働推進課のARIさんとTTHRさんの担当です。簡単な説明のあと、ネジをはずしてベンチ部分を持ち上げると「かまど」が出現!
●ベンチはそこそこ重量があります。
どんぐり公園にある防災倉庫には、かまどに火を入れる燃料が用意されていますので、あっという間に火がつきました。
それでは、さっそくお湯を沸かします。もちろんやかんもあるので、2つのかまどにやかんをセットし、火が消えないように監視。お湯が沸くのを待つ間に、スタンドパイプを利用した放水訓練へと移動します。
スタンドパイプを見るのは、これで2回目です。
スタンドパイプを使うには「消火栓」が必要です。目印は黄色に囲われた「マンホール」です。
ちなみに写真に写っているような四角いものや、人が入れないものを「ハンドホール」というそうです。
人=マン、手=ハンドの違いのようです。(Google調べ)
●黄色の枠が目印です。
また、赤いポールに「消火栓」というパネルが立っている場所も目印ですが、必ずしもこのポールがあるとは限らないそうなので、ご注意ください。
蓋は重量があるので、蓋を開ける際は腰を曲げるのではなく「膝を落として」という注意がありました。
●腰を曲げて開けようとすると、腰を痛めます。
●腰はまっすぐにして、膝を落とします。
では、さっそく蓋を開けてスタンドパイプをセットする体験を行い、そのあと放水訓練です。
●スタンドパイプにホースを装着。
●ご婦人も積極的に参加。
放水訓練を終えて公園に戻ると、ほぼお湯が湧いておりました。
やかんが真っ黒です。
●終わってから綺麗に洗いました。
続いて、水消火器による消火訓練です。
水消火器による消火訓練は、地域の小学校でも実施しています。
使い方は簡単ですが、消火する前に水が出てしまわないように「失敗例」の説明もあり、大変わかりやすかったです。
最後に本日集まったみなさんに、かまどで沸かしたお湯を使い「おしるこ」がふるまわれました。
天気は良かったですが、温かいものはいいですね。
最後に、火を消して燃えカスを片付けたあとベンチをかぶせれば、公園のベンチに戻りました。
みなさん、どうもお疲れさまでした!
最後に、かまどでお湯を沸かすのに「25分」くらいかかったそうです。
もしも災害時に「豚汁」などを作ろうとすると、1時間30分くらいかかると協働推進課の方からアドバイスがありました。
勉強になります!